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亀猿1号よ、小学校からやり直せ

 出てくるにしても、タイミングというものがあると思う。

 よりにもよって世界チャンピオン(内藤大助)が世界のベルトを防衛し、 勝利者としてリング上でインタビューを受けているその最中に、そいつは図々しくも世界のリングに勝手に上がってきた。

 そう、亀田興毅である(※註:“亀猿”というのは、コラムニスト勝谷誠彦が作った亀田の揶揄ネーム。秀逸なので思わず使ってしまった)。

 リングに上がってくるにしても、まず試合に勝った当事者のインタビューが終わってからにするべきだ、と僕は思うんですよね。

 みんな固唾を呑んで、世界チャンピオンの次の言葉を待っているその最中に、誰の判断だか知らないけどノコノコと出てきてインタビューを中断させたのは完全な失策(あれはたぶんTBSの誰かの指示だよね。そこまでしてでも、テレビに顔を出させたかったという政治力が働いたのだろう)。

 せっかく坂田も内藤もタイトルを防衛し、我われファンたちは柔らかな安堵感に包まれながら、それぞれ思い思いの次の行動に移ろうと思っていたわけですよ。トイレに行ったり、酒を本格的に飲み始めたり……(僕は寝る気マンマンでした)。

 それを何だッ。何だあれはッ。
 せっかく良い番組を見ていい気持ちになっていたのに、一気にそれに水を差されて目が冴えてしまったじゃないかっ。わーん(涙)!!

 亀田と言うより、TBSがイヤらしいと思う。そこまでしてカネが欲しいのかね(シャレじゃないよ)、と、いち視聴者としては溜め息の一つも出てしまう。

 TBSの電話のお姉さんの話によれば、「あれはハプニング的なもので、TBSとしても把握できていなかった」とのこと。把握しろよタコ!! ま、その言い分が本当であった場合の話ですけどね……。

 いずれにしても亀猿クンは、まず実力で8回戦なり10回戦なりのリングに上がれ、と言いたい。

 威張るのなら、みんなと同じ手続きを踏んだ上で威張ってほしい。それなら、もし負けても誰も馬鹿にはしない。
 それがイヤだと言うのなら(本人は、きっとイヤじゃないんだろうけどね)、別にボクシングという、ノンフィクションの世界にコダワらなくたっていいじゃないか。

 ノンフィクションだと言い張るから、話がこじれるんだよなあ……。お願いだからスポーツ番組には当分出てこないでほしい。スポーツ選手に失礼だし、まじめに見ている視聴者にも失礼だ。

 亀田の名を冠した番組であれば、「うわあ、見たくない」とか選択するチャンスが、視聴者にはいちおう与えられる。が、昨日の場合はいきなり登場だもんなあ。あれは暴力だ。和田アキ子のCMと同じだ。

 TBSは、亀猿クンの今後の就職先というか居場所を、ちゃんと作ってあげるべきだ。みんなが「まあ、いいか」と思えるような居場所を。

 あれじゃあ誰も納得しないよ。

by atom552808-7 | 2008-07-31 07:22  

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